気血不足と胃腸
今回は、季節の変わり目に注目したい「胃腸を養いながら気血を補うポイント」について澄善堂スタッフがロン毛さんに質問をしてみました!
季節の変わり目に起こる不調との向き合い方ってなんですか?


ロン毛先生、こんにちは。
だんだん涼しくなってきて、季節の変わり目がやってきたな~と感じる日が多くなってきましたね。

こんにちは。
そうですね、朝晩が涼しくなると秋がやってきたなぁと感じますよね。体調にお変わりはないですか?

元気です!…と言いたいところですが、夏の疲れがまだ残っているのか最近は疲れやすいですね…胃腸の調子もあまり良くないです…

疲れやすかったり、胃腸の調子が優れないのは、とてもつらいですね。

夏は全然大丈夫だったのに…寒暖差のせいですかね…気分も落ち込んでしまいます。

東洋医学では『一夏没病三分虚』という言葉があります。 夏は不調を感じなくても実は虚弱になっているという意味です。 夏は気血を大量に消耗する季節なんですが、外部の陽気が体の底力を持ち上げてくれるので消耗しているのを感じにくいんですよね。

え、そうなんですね。気付かぬうちに気血が減っていたんだ…

このような状態は、体内のエネルギーである「気」と「血」が不足している可能性が考えられます。夏の暑さで消耗した体力が、まだ十分に回復できていないのかもしれません。
下記のチェックシートで他にも気になる不調がないか見てみましょう。


結構当てはまるポイントが多いです!
乾燥も気血不足によるものなんですね。ということは…足りなくなっている気血を補えば調子が戻りますかね?

そうですね。毎日何かと忙しい方は特に気血不足になりがちなんですよね。
本当にお疲れ様です。おっしゃる通り気血を補うことも大事なのですがその前にもう一つ。
こちらのチェックリストも見てみてください。


こちらも思い当たる節が多いです。
夏はいつもよりアイスに手を伸ばす日が多かったですし、ごはんも足りなくなると困るので作りすぎちゃって…ついつい食べ過ぎてしまうんですよね。

気血を補うことも大事なのですが、合わせて大事にしたいのが胃腸です。 胃腸が弱っているとせっかく補給した気血を上手く体全体に巡らせることが出来ず、効率よく吸収することが難しくなってしまいます。

そうなんですね!
でも胃腸をケアしながら気血を補うのは結構難しそうですね…

ポイントさえ押さえていれば簡単ですよ!
1つ目は早めに寝ることです。東洋医学では23時までに寝ることがオススメされていて、胃腸の消耗を減らすことが出来ます。
また、11時〜13時の間に15分だけで良いので目を閉じて心身ともに休ませてあげるとさらに良いです。

普段の生活を改善することって大事ですもんね。

2つ目は食事を腹八分目で済ませることです。

腹八分目…!
意識したいとは思っているんですがなかなか難しいんですよね。

コツとしては目の前に食べ物があってたべれなくはないけど食べなくても良いかなと思うときは腹7〜8分目です! もうちょっと食べられるけど食べるとおなかが苦しくなるかもと思ったらそこでやめてみてください。

何事もまずは意識することからですね!
やってみます!
いただく食材でも何か注意することはありますか?

季節の変わり目は乾燥しやすくて、燥邪が気を消耗させることで気血不足になりやすいです。体の潤いを消耗しないようにネギ・にら・唐辛子などからいものや香辛料は控えるのがおすすめですよ。

ありがとうございます。逆にオススメの食材はありますか?

こちらを参考にしてみてください!


結構いろいろあるんですね!
睡眠と食事、どちらも出来ることから少しずつ始めてみます!

季節の変わり目の不調、気持ちも沈んでしまってとっても憂鬱ですよね。 胃腸のケアをしながら気血を補うポイントを知って身近なところから是非取り入れてみてくださいね。